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mako watanabe    ***   like the ocean we share, we are one in the same   ***               動物関連の記事を選びたい方は、カテゴリーの <ペット問題><@仕事> <動物福祉><動物関連イベント> からご覧ください。
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タイトルを書くだけで、一瞬にしてあの場所に戻る。
重たい空気の圧迫感がよみがえる。

門をくぐる前に、自分をがちがちにする。
取材を受けてくださった職員の方に失礼にならないよう、平静を装うには感情にロックをかけなくてはならないから。
でも、それよりも、自分の心を守るために。

処分機の小さな窓から、こちらを見る瞳。
こちらを見ていたのに。
私を、見ていたのに。

殺処分が終わり、内部のガスが抜けるのを待って、扉が開かれる。
「どうぞ」と言われて、中に入る。
ねっとりと充満した独特のにおい。
写真を撮り、観察して、質問をして、メモを取って。

あの瞬間に立ち合うとき、私は自分を守ってる。
たがが外れないよう、必死にしがみついている。
ちゃんと立って、普通に会話して辞去することに懸命になってる。

先週末、生後数日の仔猫の儚い重さを手のひらに感じたときの、命へのシンパシー。
今まで、目の前で息絶えていったすべての犬たち、猫たちにも、それぞれたったひとつきりだった命。
彼らは、山と積まれた死体の一部なんかじゃない。

一頭ずつの個性に溢れた、
人が好きな、
人を幸せにして、
人と幸せに暮らせる、
生命にあふれた、
そんな、存在だったんだ。





写真 山口美智子

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こんばんは
眞子さんの言葉から感じるだけでも辛い現実です。   今日は「殺処分のこと、忘れちゃだめだよ!」と、誰かに言われた気がしてます。 『どうして?犬を愛するすべての人へ』を初めて読み、思いっきり感情移入してしまい、久しぶりにやられました。 その後、眞子さんのブログもこの内容だったし。 たまにこうして初心に戻るのは自分にとって本当に大切です。 頭の中に置いてあるはずなのに、なんでも少ーしずつ忘れていく(いやいや、忘れてはいないですが)、というか、想いが薄れていってしまうんですよね。 たまにこうやって確認していかないと!! 常に心の中央に、他の大切なことと一緒に、しっかり置いておきたいです。 
カババロママ 2010/05/19(Wed)23:35:07 編集
Re:こんばんは
カババロママさん

どうもありがとうございます。
私も、そうなの。
何かのきっかけで(今回は仔猫の哺乳でしたが)、ふっと現実に引き戻されます。
私たちの心には優れた防衛装置が備わっていて、つらさや悲しさが振り切れる程大きいときは時間と共に薄らぐようにしてくれるのでしょう。
だから、たまに確認することは必要だなと思います。
【2010/05/20 19:59】
無題
初めまして眞子さん。私はロンドンに住んでおりますが、日本の殺処分の現状を何とか改善したいとあれこれ模索しております。先日ロンドンの動物愛護センターへ研修にいらした動物殺処分に関わっている日本の保健所の獣医さんとお話をする機会がありました。「これでも昔に比べてずっと良くなったのですよ。」と静かに言われましたが、英国人と決定的に違う動物に対する考え方、生活習慣、国民性から洗い直していかなければなりませんとおっしゃっていました。気が遠くなるような道のりかもしれませんが、万分の一歩くらいは踏み出せるのではないかと信じてあきらめず海の向こう側から行動を起こしますので、眞子さんもがんばってくださいね。
ノーマンテイラー邦子 2010/05/20(Thu)06:16:46 編集
Re:無題
ノーマンテイラー邦子さま

はじめまして。
こうしてロンドンと簡単にやり取りできてしまうのだから、ネット社会はすごい!
イギリスからは100年だか200年だか遅れているそうですが(大ためいき)、この問題に心を砕く人は確実に増えているし、法律もちょっとずつでも良い方向へ変ってきています。
信じて続けてゆかなくてはね!
そちらの事情など、ゆっくり聞かせていただきたいです。
これからも、どうぞよろしくお願いしますね。
【2010/05/20 20:04】
一個人で出来る事
私個人で出来る一つとして、縁がありお目にかかった猫さんと共に過ごし、彼が旅立つ日より一日多く生きる事。それをしてきましたが、もっと他に何か出来ないかな?と、おろおろ。世の人間全ての心ある人が、縁の合った子と彼よりも一日長く生きて、共に過ごす生き方をするだけで、哀しい現状を少しでも改善していけるのでは。と、思ったりします。どうしたらいいのだろう。。
Mehedirohana URL 2010/06/01(Tue)14:20:40 編集
Re:一個人で出来る事
仰るように、動物と暮らすすべての人が、その最期まで家族でいてくれさえすれば、殺処分数は激減します。
そのために、自分の周りから啓発活動!
不妊去勢手術の必要性を納得させるなど、できることはたくさんあります。
【2010/06/01 23:40】
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