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mako watanabe    ***   like the ocean we share, we are one in the same   ***               動物関連の記事を選びたい方は、カテゴリーの <ペット問題><@仕事> <動物福祉><動物関連イベント> からご覧ください。
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今、泣いてたところです。
昨日の上映会の様子を、飯田監督から電話でご報告いただきました。

午前午後、両方の回ともにほぼ満席。
それでも一人もお帰り願うことにはならずに済んだのは不思議としか言えない、とのことでした。

お休みの日に、わざわざ足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
本当に、ありがとうございました。

アンケートもしっかり書き込んでいただいたようで、中には行政担当者のものもあったとのこと。
今後の上映や、DVD販売についてのお問い合わせもいただいたそうです。
これからの展開へ、ますます期待が高まります。

私が初めて動物問題の取材をしたのは1999年の夏でした。
そのときの殺処分総数は約65万頭。
2007年は約30万頭です。

約10年で、半分以下になりました。
この背景には、適正飼養や不妊去勢手術、地域猫活動が広まったことなど幾つものファクターがあります。

殺処分数の減少は、それらを黙々と実行してきた個人、団体、獣医師、行政職員の地道な努力の賜物です。
そしてそれは、こんな簡単な一行でなんて決して説明できないほど困難で、苦しくて、悲しくて、矛盾に満ちていて、普通なら逃げ出したくなるほどの険しい道のりです。

真摯な活動を継続してこられた方々へ、改めて心からの感謝と敬意を捧げます。
この映画のきっかけとなった稲葉恵子さん、製作してくださった飯田基晴さんとローポジションの土屋トカチさん、常田高志さん、ありがとうございました。

私の本の読者の方から、お手紙をいただくことがあります。
その返事を書くときに、私はよく、以下の一文を添えます。
「動物問題は暗い話題が多いですが、あなたのような方の存在が一条の光です」

この映画が完成したこと。
それを見るために、人が集まること。
心を揺さぶられること。
それらすべてが、希望の明かりです。

小さな光の集まりが大きな輝きとなり、あの不幸な生き物たちを照らしてくれることを願ってきた私にとって本当に、本当に、言葉にならない喜びです。

この10年間、私の胸には、ある思いが居座り続けてきました。
センターの収容房の中から、すがるような目をして私を見る動物たちを「見殺しにしている」という決定的な罪の意識です。
そうした現実を知りながら助けないのは、何もしないのと同じです。

私は物書きですから、書くという行為を通じて努力するのだと自らに言い聞かせてきました。
けれど取材に訪れる先々で、これから命を奪われる生き物を前にして、何もせずにきびすを返す自分を責めない時はありませんでした。

それでも活動に携わる方から、私の本がきっかけだったと言っていただくことは救いでした。
大きな励みであり、支えでした。
それがなかったら、きっと今の私はありません。

そのつながりから、たくさんの出逢いが生まれ、たくさんの良いニュースもいただきました。
もちろん、まだまだ相変わらず暗い話題は多いけれど、でも同じ未来を見つめる人が確実に増えていることを、今の私は知っています。

あの生き物たちを見殺しにしてきたことは、これからも絶対に忘れません。
同時に、今までしてきたことを信じて、物事がこれから良い方向へ向かうことを信じて、皆さんと一緒に歩いてゆきたいと思います。

動物を救う活動は、ただレスキューすることに留まるのではありません。
昨日まで家族だった生き物を簡単に遺棄することや、それをまとめてガスで大量殺処分する先進国など他にありません。

もの言わぬ生き物にも最低限の福祉が整った社会は、私たち人間にも優しく、住みやすい社会であるはずです。
一人一人が大切な人のために、そして自身のためにも、それぞれの周囲から変えていただきたいですし、私は今後もそのお手伝いをしてゆくつもりです。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

「犬と猫と人間と」予告編

拍手[1回]

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無題
午前の部に行ってきました~~
日曜の午前なら空いているのではという思惑は見事にハズレ~~

イギリスの取材やエピローグが加わったので、未完成版より全体としてスマートになった感じでしたね。

子どもたちのためにダイジェスト版を作るようなお話もあり、全国の学校で上映されるといいですね
omake 2009/02/25(Wed)11:36:07 編集
ありがとうございました
omakeさん

お疲れさまでした。
人に例えたら「無口だけど、たまに放つ一言が核心を突く、信頼のおける人」という感じの映画だと思います。

これからたくさんの方にご覧になっていただきたいけど、でも一番見せたい人は足を運ばないでしょう。
どうやって、そこに切り込むかです。
お知恵拝借!
【2009/02/25 14:48】
無題
(レスはここに書けばいいのかな?)

眞子さん
ほんとにそうなんです~~
観せたい人に限って観てくれない・・・
今回この映画のことをmixiの日記で紹介したら、そこが一番問題だね~~というコメントを何人かの方からいただきました。
強制連行して観せるわけにもいかないし・・・ネ
omake 2009/02/26(Thu)07:37:47 編集
返信場所、正解です
omakeさん

あらっ、私が入れないmixiですね、うらやまし。

捨てる人は、もう何でもいいから早く捨て去りたいんですよね。
定点定時収集の現場に行った時、まさに段ボール箱(子犬5頭入り)を抱えた人がやってきました。

話をしてみましたが、お年寄りはまず聞く耳持たないし、若い人は聞いてるふりだけ。
とっとと終わらせて、早く帰りたいんだよ、という光線を放っていました。

動物を飼うことは、すごく軽くて薄っぺらで簡単なことみたい。
パピィのかわいい盛りに「これ殺して」ですから、それも理解できないんだけど、ホントに地方は特に難しいと思いました。

……このこと、別に記事でアップしますね。
写真も載せたいので。
【2009/02/26 09:22】
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