mako watanabe ***
like the ocean we share, we are one in the same ***
動物関連の記事を選びたい方は、カテゴリーの <ペット問題><@仕事> <動物福祉><動物関連イベント> からご覧ください。
一昨日は幻想的な月夜だった。
暗い空に銀色の丸い月が浮かんで、雲は強風に運ばれてぐんぐん流れる。
ベランダに出てはしばらく空を見上げ、パソコンに戻って葬列を見つめた。
深夜12時前からネット配信が終わる朝5時ころまで、まんじりともせずに見てた。
ときどき、波のような滂沱にのまれて。
マイケルは特別。
子どものころから大好きで、歌詞を知りたくて辞書を引き、発音をまねて歌った。
だから私にとってマイケルとビートルズは英語の先生だ。
そのころ、銀座にイエナという古ぼけた洋書屋があった。
二階に置いてある輸入のティーンズ雑誌を、よく立ち読みした。
当時で一冊、たしか500円から1000円近くするから、よっぽど「!!!」という写真が載っていない限りは、お小遣いではなかなか買えなかったのだ。
輸入雑誌の、ぺらぺらの材質や匂いを思い出す。
今みたいにインターネットもない時代。
FENというラジオの英語放送局と、土曜日夜の"American top 40"という番組が唯一、海外アーティストの最新情報を得る場だった時代だ。
テレビで「ザ・ベストヒットUSA」がスタートして、ようやくマイケルの動く姿が見られるようになる。
でも毎週必ずではないし、我が家にはビデオがなかったから、決して見逃すものかと放送日は真剣に見入ったものだ。
あのころのビデオクリップも出演コマーシャルも、今はyoutubeですぐ検索できるので便利な世の中だ。
頑張ってテレビに張り付き大奮闘したのは、ついこの間の気がするのに。
大人になって私の初仕事はNHKでの、たしかディオンヌ・ワーウィックのコンサート特番の字幕スーパーづくり。
家にはまだビデオがなくて、叔父の家で画面をチェックしながらの作業だった。
叔父たちは、私がそんな仕事をしていることに少し驚いて訊ねた。
「どこで英語を習っていたの?」
「マイケルに教わった」と、答えた。
だって事実だから。
その後、仕事でロス滞在中に具合が悪くなって訪れた病院が、少し前にマイケルが撮影中の事故で運ばれたところだった。
それを知って愕然とした勢いで体調も何もぶっ飛び、周囲から冷ややかな視線を浴びせられたことがある。
(つまり、そこへ行きたいがための仮病ではないかと)
マイケルの来日公演が行われたとき、六本木の今はなきWAVEビルに縦2メートル近くのパネルが何枚か展示された。
裏から手を回して、5枚をゲット。
そこまではよかったが、保管に苦労したっけ。
ここ数年は本業よりもゴシップやスキャンダルを耳にすることが多かった。
そうして、たくさんの誤解と悪意のでっちあげに、どんどん鎧を厚くせざるを得なかったのだと思う。
少しずつ薬が増え、体はゆっくりと蝕まれていったのだろう。
すべて「たら、れば」になってしまうけれど、たった一人でも心底親身に彼を案じ、支え、守り、信頼し合える相手が常に身近にいてくれたらと思う。
今回のようにツアーのブランクを空けなければ……などと、未練たっぷりにしつこく考えてしまう。
純粋で、シャイで、きれいなものが好きだった。
地球上の、人を苦しめるあらゆるものを取り去りたいと願っていた。
実際マイケルの歌には、さまざまな社会的メッセージがこめられている。
Michael Jackson として光り輝いてなくたっていい。
年齢なりにお腹がぽっこり出ちゃったり、髪が薄くなったりしてもいい。
生きていてほしかった。
ごくありふれた、のんびりした、平和な、穏やかな幸せに浸って、この同じ世界で同じ時を、もっと生きていてほしかった。
先月26日の朝からいろいろなことを思い出すにつけ、自分でも驚くほど悲しくて、涙が止まらなかった。
マイケルと共にあった時間。
あのころの私との別れでもあるからなのかもしれない。
PR
ここにいるよ
w/ your little help
recent entries
(02/07)
(02/06)
(02/05)
(01/31)
(01/26)
(01/25)
(01/22)
(01/18)
(01/12)
(01/09)
(01/07)
(01/06)
(12/21)
(12/20)
(12/14)
(12/09)
(12/05)
(12/04)
(11/30)
(11/29)
(11/26)
(11/24)
(11/23)
(11/21)
(11/16)
recent comments
[02/07 くまこ。]
[02/07 やっこ]
[02/06 若松 静子]
[02/01 ジョイママ]
[01/29 nine]
[01/29 ねむり猫]
[01/29 ありません]
[01/26 ねむり猫]
[01/23 なふ]
[01/23 なふ]
[01/15 くまがい しょうこ]
[01/12 tunafishermann]
[01/07 mfudou]
[12/22 tunafishermann]
[12/22 あが]
[12/22 カプアンパパ]
[12/08 SatoYoshi]
[12/06 高塚]
[12/06 斉藤次郎]
[12/04 ミネ]
[12/01 なな]
[11/28 ふじこ]
[11/25 はなこ]
[11/25 はじめまして]
[11/20 バーバMIKO]
links
categories
my works
動物にまつわる本
joy of reading
recent trackbacks
(01/15)
(02/12)
(11/02)
(10/02)
(09/17)
archives
search
access analysis
フリーエリア
フリーエリア
