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mako watanabe    ***   like the ocean we share, we are one in the same   ***               動物関連の記事を選びたい方は、カテゴリーの <ペット問題><@仕事> <動物福祉><動物関連イベント> からご覧ください。
お誘いを受け、某所に行ってきた。
小型犬を50頭までに増やしてしまった現場へ。

駅で合流し、話を聞きながら移動すること約10分。
車がすいと駐車場に滑り込んだので驚いた。
え? ここなの?

周囲に住宅が立ち並ぶ中の、集合住宅。
こんなところで?

はたして、建物に向かうと犬の泣き声が聞こえてきた。
レスキューに入る人たちが、私を案じてくれる。

「犬を抱くと、ものすごい臭いが移ってしまうから帰りの電車に乗れませんよ。このタオル使ってください」
バスタオルを渡された。

女性が出てきた。
痩せ細り、ほつれた服装。

中に入って構わないと言う。
前回、レスキューが入ったときは部屋に入れなかったらしい。

なんと表現すればいいのか。
日比谷公園で、餌を放る人に群がるハト、が近いかも。

室内は想像していたよりは片付いているが、見ている間に3頭くらいが排泄をした。
そんな状況でも、健気にシートでウンチをしている……
玄関の柱にマーキングする子もいたけど。

少しだけ、彼女と話をすることができた。
自分は体調が悪く、今日も点滴を打ってきたと、絆創膏を貼った細い腕をみせた。
添加物が怖いから、市販のおやつは与えないと言った。

レスキューの方たちが、私のことを「犬をもらう人」として紹介すると、彼女は涙混じりに礼を述べ、私の腕をつかんだ。
「ありがとう、いい子なのよ。かわいいでしょ」

彼女が選んで渡す犬を、私たち3人で一頭ずつ車に運んだ。
保護場所の都合で、今日は6頭だけ。
みんな大人しくケージに入り、静かにしている。

出られたんだよ。
あそこから出られたよ。
君たちの命は、これから新しく始まる。




怒り、嫌悪……
それよりも、哀れみのほうが大きいかもしれない。
好きなのに、苦しめている。
そのことへの哀れみ。

犬も猫も50頭、100頭に増えるのなんて簡単。
そうなったら十分な世話ができなくなって当然。
そして人も動物も最たる不幸。
こんなに明らかなことなのに、わからなくなっている。

犬が好きで、かわいいと言うあの女性。
愛する対象が散歩もさせてもらえず、何の楽しみも喜びもなく、ただ室内で交配を繰り返して増え続け、遺伝性疾患に苦しむ姿に我が身の罪を思わないのは、やはり普通ではない。

生後間もない子犬は見せなかった。
次回は渡すと言っていたが、どうなるか。
レスキューは続く。

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