mako watanabe ***
like the ocean we share, we are one in the same ***
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先月、対談の相手に私を指名してくださったモデルの田辺あゆみさんは、犬のしつけインストラクターになるための学校に通い始めたとのこと。
世の中の犬たちの不幸をなくすのに役立ちたいという見上げた心意気だ。
実践もだけど、学習理論や行動学もおもしろいよね、とメールしていて思い出したことがある。
動物行動学や行動治療学で知られる水越美奈先生のセミナーを初めて聴いたとき、たしかアルファ・シンドロームについてお話されていたときだったと思う。
そのころ飼い主たちの間で一般的に考えられていたのは、人間が群れ(家族)のボスであることを示さないと、犬が上に立ってしまう、というような理屈。
先生の説明は違った。
求められるのはリーダーでなく、リーダーシップなのだ。
「そもそも、『いつか、この家のボスになってやる』なんて虎視眈々と狙っているような生き物と暮らして癒されますか? 大昔から人間の最良の友なんて言われるでしょうか?」
もっともです!
先生に勧められて購入した『カルチャークラッシュ』は面白くて、特にゴーン星人のくだりは深く納得したものだ。
「ニンゲンがゴーン星人のペットとして飼われていたら」という設定の下、言葉が通じず生態も異なるゴーン星人が要求する理不尽に翻弄されるニンゲン。
(リードをぐいぐい引っぱられたり、具合悪くても気づいてもらえなかったりして、かわいそう)
それはそのまま、言葉が通じず生態も異なる人間が要求する理不尽に翻弄される犬たちの姿なのだ。
著者であるジーン・ドナルドソンの2日間にわたるセミナーも受講したっけ。
彼女や、水越先生やインストラクターの矢崎潤さんたちは一様に、一線を越えちゃった感がある方々で「あなた、半分くらいは犬でしょ」と問いたくなる。
犬という生き物をそこまで理解しているのが羨ましくて羨ましくて、一歩でも二歩でも近づきたいと思う。
水越先生は学生を前に話す際、よくエスカレーターの立ち位置を例にするという。
東京でエスカレーターを使うとき、停まっている人は左側、歩く人は右側。
私たちは、それが常識と思い込んでる。
ところが関西での立ち位置は逆。
それを知らずに大阪でエスカレーターに乗ると、後ろの人から迷惑がられることになる。
犬も同じで「吠える、咬む」という、犬にとってごく自然な行動が人間社会では望ましくないことを知らない。
それなのに、わけが分からないまま怒鳴られたり叩かれたりとは……なんてかわいそう!
(理由がわからぬまま、ゴーン星人にお仕置きされるニンゲンを目に浮かべましょう)
「それは望ましくない」と、彼らにわかりやすい方法で教えてやらなくてはならないのだ。
その役に立つ動物行動学は、そのまま動物福祉でもある。
動物たちを家族と呼ぶのなら、まずは彼らについて学ぶ。
犬や猫たちが全身を使って発するサインを読み取ることは、コミュニケーションの第一歩。
……なのだ!!
と、思いきり熱く、しつこく語ってしまった本が文庫になりました。

大幅な手入れを行ったので、単行本とは雰囲気が異なります。
どうぞよろしくお願いします
あゆみちゃん、宿題がんばってね〜
世の中の犬たちの不幸をなくすのに役立ちたいという見上げた心意気だ。
実践もだけど、学習理論や行動学もおもしろいよね、とメールしていて思い出したことがある。
動物行動学や行動治療学で知られる水越美奈先生のセミナーを初めて聴いたとき、たしかアルファ・シンドロームについてお話されていたときだったと思う。
そのころ飼い主たちの間で一般的に考えられていたのは、人間が群れ(家族)のボスであることを示さないと、犬が上に立ってしまう、というような理屈。
先生の説明は違った。
求められるのはリーダーでなく、リーダーシップなのだ。
「そもそも、『いつか、この家のボスになってやる』なんて虎視眈々と狙っているような生き物と暮らして癒されますか? 大昔から人間の最良の友なんて言われるでしょうか?」
もっともです!
先生に勧められて購入した『カルチャークラッシュ』は面白くて、特にゴーン星人のくだりは深く納得したものだ。
「ニンゲンがゴーン星人のペットとして飼われていたら」という設定の下、言葉が通じず生態も異なるゴーン星人が要求する理不尽に翻弄されるニンゲン。
(リードをぐいぐい引っぱられたり、具合悪くても気づいてもらえなかったりして、かわいそう)
それはそのまま、言葉が通じず生態も異なる人間が要求する理不尽に翻弄される犬たちの姿なのだ。
著者であるジーン・ドナルドソンの2日間にわたるセミナーも受講したっけ。
彼女や、水越先生やインストラクターの矢崎潤さんたちは一様に、一線を越えちゃった感がある方々で「あなた、半分くらいは犬でしょ」と問いたくなる。
犬という生き物をそこまで理解しているのが羨ましくて羨ましくて、一歩でも二歩でも近づきたいと思う。
水越先生は学生を前に話す際、よくエスカレーターの立ち位置を例にするという。
東京でエスカレーターを使うとき、停まっている人は左側、歩く人は右側。
私たちは、それが常識と思い込んでる。
ところが関西での立ち位置は逆。
それを知らずに大阪でエスカレーターに乗ると、後ろの人から迷惑がられることになる。
犬も同じで「吠える、咬む」という、犬にとってごく自然な行動が人間社会では望ましくないことを知らない。
それなのに、わけが分からないまま怒鳴られたり叩かれたりとは……なんてかわいそう!
(理由がわからぬまま、ゴーン星人にお仕置きされるニンゲンを目に浮かべましょう)
「それは望ましくない」と、彼らにわかりやすい方法で教えてやらなくてはならないのだ。
その役に立つ動物行動学は、そのまま動物福祉でもある。
動物たちを家族と呼ぶのなら、まずは彼らについて学ぶ。
犬や猫たちが全身を使って発するサインを読み取ることは、コミュニケーションの第一歩。
……なのだ!!
と、思いきり熱く、しつこく語ってしまった本が文庫になりました。
大幅な手入れを行ったので、単行本とは雰囲気が異なります。
どうぞよろしくお願いします
あゆみちゃん、宿題がんばってね〜
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