mako watanabe ***
like the ocean we share, we are one in the same ***
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動物行動学というものを知ったのは10年ほど前になるけれど、私にとっては「犬語入門」だ。
先日のセミナーのスピーカーは北里大学動物資源科学科・動物行動学研究室の入交眞巳先生。
2日とも、とても興味深く、おもしろく、勉強になった。
それにしても行動学の先生や、その理論をベースにしたしつけインストラクターたちは、どうしてこう立て板に水の喋りをするのか?
あの人たち、絶対にえら呼吸よ。
ひところ、よく言われたアルファーシンドロームは今や完全否定されている。
犬の祖先であるオオカミは群れで暮らすから、犬にとって家族は群れであり、人はリーダーにならねばならず、順位が下になるから攻撃されるという、あれだ。

新しい理解は、こう。
犬は人を異種と認識していて、犬が人に対するコミュニケーションと犬に対するコミュニケーションは違う。
犬が人を攻撃するのは、ほとんどが恐怖からと、そこから学習した攻撃。
専門家から見ると、犬はきちんと「怖い」というシグナルを発している。
それに人が気づかずにいると、しかたなく攻撃に転じることがある。
そのとき、その「恐怖の対象」がなくなったり、自分が逃れられたりといった「いいこと」が起きれば、それが強化される。
犬には優位行動(自信のある行動)と劣位行動(自信のない行動)があるが、ふたつが同時に、あるいは交互で現れることもあり、はっきりしない行動が見られることのほうが多い。
社会化期に犬語を学ぶチャンスを逸し、問題行動に発展すると葛藤やフラストレーションを起し、それが転化して人への攻撃に至りやすい。
犬に比べて、猫の行動はまだ分からない部分が多いとのこと。
ただ、単独行動が好きで、社会性のない動物のように言われがちだけど、それは違うようだ。
彼らが互いに舐め合うのは首から上で、それは自分で舐められないからだし、体をすり合ったり、近くにいることが多い。

どちらも単純な動物でなく、人間の行動を見ながら自分たちの行動を変えている。
吠えたり、咬んだり、といった困った行動も、実は私たちの対応のまずさが悪化原因の場合が多い。
それはつまり「知らないから」。
犬や猫を「家族」と呼ぶなら、勉強しましょう!
トイレの教え方とか、行動学に基づいた方法など実践的な内容も多かった。
分離不安症、全般性不安症、雷恐怖症といった不安障害の兆候、鑑別診断と治療についてなど、神経の作用から治療薬の説明まであった。
そうです、獣医大生や動物看護師向けのセミナーなのですから。
犬や猫の行動(言葉)を学ぶことは、コミュニケーションを深めることにもなる。
それは絆が強まることだし、利用することでしつけ(トイレ問題なども含めて)はぐんと楽になり、互いに快適に暮らせるはず。
行動の問題が理由で虐待を受けたり、果ては捨てられたりする者が減らせるはず。
そう考えると、行動学は動物福祉だ。
実験動物や畜産動物たちの現場にも活かしてほしい。
週末の2日間、しかも午前中から夕方までびっちりのレクチャーに、全国から学生が集まっていたのは、とても嬉しい光景だった。
学校の授業以外に、こうして自発的に学ぼうとする彼らは、きっと動物とその家族に親身に寄り添う獣医師になり、動物看護師になってくれる。
それは人と動物の幸福が増えることだから。
先日のセミナーのスピーカーは北里大学動物資源科学科・動物行動学研究室の入交眞巳先生。
2日とも、とても興味深く、おもしろく、勉強になった。
それにしても行動学の先生や、その理論をベースにしたしつけインストラクターたちは、どうしてこう立て板に水の喋りをするのか?
あの人たち、絶対にえら呼吸よ。
ひところ、よく言われたアルファーシンドロームは今や完全否定されている。
犬の祖先であるオオカミは群れで暮らすから、犬にとって家族は群れであり、人はリーダーにならねばならず、順位が下になるから攻撃されるという、あれだ。
新しい理解は、こう。
犬は人を異種と認識していて、犬が人に対するコミュニケーションと犬に対するコミュニケーションは違う。
犬が人を攻撃するのは、ほとんどが恐怖からと、そこから学習した攻撃。
専門家から見ると、犬はきちんと「怖い」というシグナルを発している。
それに人が気づかずにいると、しかたなく攻撃に転じることがある。
そのとき、その「恐怖の対象」がなくなったり、自分が逃れられたりといった「いいこと」が起きれば、それが強化される。
犬には優位行動(自信のある行動)と劣位行動(自信のない行動)があるが、ふたつが同時に、あるいは交互で現れることもあり、はっきりしない行動が見られることのほうが多い。
社会化期に犬語を学ぶチャンスを逸し、問題行動に発展すると葛藤やフラストレーションを起し、それが転化して人への攻撃に至りやすい。
犬に比べて、猫の行動はまだ分からない部分が多いとのこと。
ただ、単独行動が好きで、社会性のない動物のように言われがちだけど、それは違うようだ。
彼らが互いに舐め合うのは首から上で、それは自分で舐められないからだし、体をすり合ったり、近くにいることが多い。
どちらも単純な動物でなく、人間の行動を見ながら自分たちの行動を変えている。
吠えたり、咬んだり、といった困った行動も、実は私たちの対応のまずさが悪化原因の場合が多い。
それはつまり「知らないから」。
犬や猫を「家族」と呼ぶなら、勉強しましょう!
トイレの教え方とか、行動学に基づいた方法など実践的な内容も多かった。
分離不安症、全般性不安症、雷恐怖症といった不安障害の兆候、鑑別診断と治療についてなど、神経の作用から治療薬の説明まであった。
そうです、獣医大生や動物看護師向けのセミナーなのですから。
犬や猫の行動(言葉)を学ぶことは、コミュニケーションを深めることにもなる。
それは絆が強まることだし、利用することでしつけ(トイレ問題なども含めて)はぐんと楽になり、互いに快適に暮らせるはず。
行動の問題が理由で虐待を受けたり、果ては捨てられたりする者が減らせるはず。
そう考えると、行動学は動物福祉だ。
実験動物や畜産動物たちの現場にも活かしてほしい。
週末の2日間、しかも午前中から夕方までびっちりのレクチャーに、全国から学生が集まっていたのは、とても嬉しい光景だった。
学校の授業以外に、こうして自発的に学ぼうとする彼らは、きっと動物とその家族に親身に寄り添う獣医師になり、動物看護師になってくれる。
それは人と動物の幸福が増えることだから。
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