mako watanabe ***
like the ocean we share, we are one in the same ***
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「家でのんびり過ごすように」
なぁんてオフィシャルに言われたら、普通なら大歓迎。
しかし横になっている間も、ランダムにツツッと電流が流れるみたいに襲い来る痛さ。
あまりのことに病院へ電話をかけると、
「とにかく薬を飲んで安静にするように」
そして冒頭のセリフを繰り返す。
あちらとしては来院させたくない。
でも私はおしかけることにしました。
この痛みでのんびりなんてできませんっ。
そこで帯状疱疹の症状も出ていることが判明し、薬が出されたのだけど、他にも複数、処方されました。
ビタミン剤、胃薬、消化薬、そして、
「不安や緊張を和らげるお薬も出しておきましょう」
特に不安や緊張は感じておらず、だから話題にもならなかったので、どうしてそんな薬が出されるのか不思議だった。
でも、そのあと医師が繰り返し「水疱がかさぶたになって、それがはがれたら必ず元通りになります」「大丈夫ですから。きれいになるから心配しないで」と言っていたのを聞いて納得。
そうよね〜
普通、それを一番に心配する。
私は他のことで頭が一気にいっぱいになり、この顔が元に戻るのかなんていうところまで考えが及んでいなかったけど、真剣に心配すべきな酷さである。
顔で勝負する年齢は、とっくの昔に通り過ぎたにしても、人前に出て迷惑なほどというのは、さすがに困る。
今、どんな具合かと言うと、怖いレベルです。
足の裏以外は大小の疱疹が全身に散ってます。
小さな子どもが私の顔を見たら、怖くて泣いてしまうかも。
体を見たら、生涯のトラウマになるんじゃないかな。
そのことに気づいて、改めて小さくないショックを受け(……遅い……)。
もちろん、鏡をちらっと見たりはしていたけど、自分でも気持ち悪くて直視できなかったから。
私の母はデリカシーのない人で、胸にグサッと突き刺さる言葉を放つ名人だ。
今回も覚悟していたら、開口一番。
「うわ、でこぼこの顔になっちゃって」
(十二分に覚悟しておいてよかった)
100人が見たら、100人が間違いなく嫌悪感を持つ顔。
その顔の私に、何事もなかったようにクータはまとわりつく。
この異常さがわからないのかと思い、顔を近づけても変らず。
クータには "kiss" というコマンドを教えていて、そう言うと鼻先を指定したところにつける。
「クータ、kiss」
でこぼこの頬を指差したら、わずかな迷いすら見せず鼻をつけようとした。
その前に、抱きしめた。

こういう瞬間、私は途方に暮れる。
圧倒される。
犬たちが真直ぐに人を信じる強さと言ったら、まったく表現のしようがない。
同時に、その揺るぎない信頼を裏切ることの罪深さと恐ろしさにおののく。
裏切られた彼らの、果てしない絶望を思って茫然とする。

私の体とウィルスの闘いは、今日あたりから形勢逆転しました。
ご心配いただいた皆さん、お見舞いのコメントをくださったみなさん、どうもありがとうございました。
お陰さまで、少しずつですが快報に向かっています。

なぁんてオフィシャルに言われたら、普通なら大歓迎。
しかし横になっている間も、ランダムにツツッと電流が流れるみたいに襲い来る痛さ。
あまりのことに病院へ電話をかけると、
「とにかく薬を飲んで安静にするように」
そして冒頭のセリフを繰り返す。
あちらとしては来院させたくない。
でも私はおしかけることにしました。
この痛みでのんびりなんてできませんっ。
そこで帯状疱疹の症状も出ていることが判明し、薬が出されたのだけど、他にも複数、処方されました。
ビタミン剤、胃薬、消化薬、そして、
「不安や緊張を和らげるお薬も出しておきましょう」
特に不安や緊張は感じておらず、だから話題にもならなかったので、どうしてそんな薬が出されるのか不思議だった。
でも、そのあと医師が繰り返し「水疱がかさぶたになって、それがはがれたら必ず元通りになります」「大丈夫ですから。きれいになるから心配しないで」と言っていたのを聞いて納得。
そうよね〜
普通、それを一番に心配する。
私は他のことで頭が一気にいっぱいになり、この顔が元に戻るのかなんていうところまで考えが及んでいなかったけど、真剣に心配すべきな酷さである。
顔で勝負する年齢は、とっくの昔に通り過ぎたにしても、人前に出て迷惑なほどというのは、さすがに困る。
今、どんな具合かと言うと、怖いレベルです。
足の裏以外は大小の疱疹が全身に散ってます。
小さな子どもが私の顔を見たら、怖くて泣いてしまうかも。
体を見たら、生涯のトラウマになるんじゃないかな。
そのことに気づいて、改めて小さくないショックを受け(……遅い……)。
もちろん、鏡をちらっと見たりはしていたけど、自分でも気持ち悪くて直視できなかったから。
私の母はデリカシーのない人で、胸にグサッと突き刺さる言葉を放つ名人だ。
今回も覚悟していたら、開口一番。
「うわ、でこぼこの顔になっちゃって」
(十二分に覚悟しておいてよかった)
100人が見たら、100人が間違いなく嫌悪感を持つ顔。
その顔の私に、何事もなかったようにクータはまとわりつく。
この異常さがわからないのかと思い、顔を近づけても変らず。
クータには "kiss" というコマンドを教えていて、そう言うと鼻先を指定したところにつける。
「クータ、kiss」
でこぼこの頬を指差したら、わずかな迷いすら見せず鼻をつけようとした。
その前に、抱きしめた。
こういう瞬間、私は途方に暮れる。
圧倒される。
犬たちが真直ぐに人を信じる強さと言ったら、まったく表現のしようがない。
同時に、その揺るぎない信頼を裏切ることの罪深さと恐ろしさにおののく。
裏切られた彼らの、果てしない絶望を思って茫然とする。
私の体とウィルスの闘いは、今日あたりから形勢逆転しました。
ご心配いただいた皆さん、お見舞いのコメントをくださったみなさん、どうもありがとうございました。
お陰さまで、少しずつですが快報に向かっています。
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