mako watanabe    ***   like the ocean we share, we are one in the same   ***               動物関連の記事を選びたい方は、カテゴリーの <ペット問題><@仕事> <動物福祉><動物関連イベント> からご覧ください。
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2010/07/12 (Mon)
ゆう子さんと会うのは、いつぶりだっけ?
彼女が大阪のシンポジウムに出席したあと成田で会ったのは、昨年11月だったかな。
半年ぶりだけど、いつもメールしてるし最近はたまにスカイプで顔も見るので、あまり久しぶりの気はしない。

通信の発達って、すごい事だなとつくづく思う。
だって一昔前は手紙か電話しか手段はなくて、国際電話をかけるのはとても贅沢だったもの。
それが今は、ネットさえつながれば世界中と通信できる。

便利な反面、行間の部分(手紙が先方に到着するまで、読んだかなと想像する間、返事が届くまで)がなくなったのは、ちょっぴり残念ではあるかも。
書きたいな、手紙……

もとい、昨日のお昼にゆう子さんと、担当編集者のヨシコさんと駅で待ち合わせ、3人で手打ちうどんを食す。
ホントなら、その時間は浅草観光ツアーの最中のはずであった。
ところが前夜、獣医大生のころから知っている若い獣医師から依頼されて、ゆう子さんは早期不妊去勢手術のデモをすることになった。

ロスから帰国した翌朝、いきなり手術なんてね。
それを受けるのが彼女です。
というわけで、私たちも同行することに。

不妊去勢手術を見学するのは二度目だ。
血に弱いヨシコさんだが、雄猫の手術は短時間なのと、出血がほとんどないのとで、ちゃんと直視できていた。

麻酔をかけ、排泄させ、患部を剃り、消毒……といった準備を除けば、雄猫の手術時間は正味5分程度だろうか。
ゆう子さんの指先は流れるようにスムースで、あっという間に3匹終了。
4匹目の牝は、手術代の脇でオブザーブ。

その間、私の足元にあったケージで動く気配がするので見たら、つい先ほど手術した仔猫が目覚めた。
生後9週齢ほどだという。

麻酔が効いているうち地域猫の印である耳先カットされ、手術後にノミ取りスプレーをしてもらった。
あどけない仕草を見ていると、熱いものが込み上げる。

この仔は家庭に恵まれない可能性のほうが高いのだろう。
元いた場所にリリースされ、地域猫として飢えることはないかもしれない。
でも、雷の日も灼熱の日も、どこかでしのいで、過酷な何年かを生き延びるのだ。
ふかふかのベッドも、喉元を撫でてくれる人もいないのだ。

こういう猫を殖やしてはいけない。
こういう不幸を増やしてはいけない。

そのために若い獣医師たちが日曜日の午前中から集まり、猫たちの不妊去勢手術を行なっている。
この日も部屋には順番待ちの猫、術後の猫が十数頭。
地域猫活動をする人々にとって、本当にありがたい集団だ。
彼らが頑張る先に、希望がないはずがない。

そのあとミグノンに向かい、FreePets ユーストリーム中継の準備。
しつけインストラクターの矢崎潤さんが現れ、獣医師の太田快作さんが現れ、打ち合わせもそこそこに、慌ただしく中継に突入。

あらかじめ組んでいたタイムテーブルは、なかったということに!
まずは坂本美雨さんによる朗読。
透き通る声がステキです。





そして、矢崎潤さんの「日本の動物行政の現状」。
私は頷き係として、隣に控えておりました。

彼は数年前から環境省の依頼を受けて、事業所向けの資料やDVD制作なども手がけているので、全国の状況に詳しい。
加えてレスキュー活動も良く知っているし、インストラクターとして培った経験と飼い主目線も備わっている。
さらに、バランス感覚に優れた人なので、安心して喋ってもらえる。

フェアな視点。
これは私自身が動物問題の取材をスタートしたときから、最も気をつけている点でもある。
矢崎さんは、いつものエラ呼吸で息継ぎなく喋り、あっという間に時間オーバー。





続く二本目の朗読は、niuさん。
それにしても同じ大和民族として、あのスラリとした肢体と顔の小ささは不思議でならない。

niuちゃんはなんと、拙著『犬と、いのち』の一部を読んでくださった。
自ら沖縄の収容施設に二度も足を運んでぽんちゃんを救った彼女。
朗読のあと、そのときの事も含めて語りながら涙が溢れ、会場からも鼻をすする音が……

そのとき私は心の中で、あの本の写真の犬たちに伝えてた。
君たちのことを知る人が、今日また何人も増えたよ。
君たちが寂しがって、苦しんで死んでいったことを、広めてもらえたよ。
君たちのことを思って、涙を流してくれているよ……





息絶えた体を抱いたときの、微かな感覚がよみがえってつらくなった。
すると隣で矢崎君にマッサージされるぽんちゃんの顔が目に入った。
うっとりして、ゆったりして、完全に身を任せている。

ぽんちゃん、生きててよかった。
ぽんちゃんがniuちゃんに会えてよかった。

矢崎君みたいな人が、長年がんばってくれてよかった。
快作君みたいな志高い青年が、獣医師になってくれてよかった。
彼らに出逢った頃から、いつも私は泣かされてばかり。

そして、パワーポイントを使った西山ゆう子獣医師のトーク。
同じ内容は二年ほど前のセミナーで聴いていたものの、ご本人に話していただくのはやはり格別だ。





アメリカが20年の歳月をかけて殺処分を減らしてきた経緯から、私たちが学べることは多いはず。

そのあとは、もりばやしみほさんによる「プチ・ボヌール紙芝居~小さな犬と3人の家族の物語」。
映画『犬と猫と人間と』『ネコを探して』の予告編。
予定時間を大幅に上回ってしまったのは、ひとえに私の責任でございます。
FreePets のみなさん、視聴くださったみなさん、ごめんなさい。
そして、どうもありがとうございました。

駅までの道のり、ゆう子さんと矢崎君、ヨシコさんと歩きながら話した。
つくづく不思議なのよと。

矢崎君からは「いつか西山先生を紹介してくださいね」と言われてた。
快作君からは「僕、矢崎さんに会いたいんですよ〜」と、言われてた。
「もちろん!」と答え、絶対にと思ったけれど、いつになることやらと思ってた。
だって3人とも、ものすごく忙しいし、ゆう子さんの住まいはロスだし。

それが、この一夜に叶ってしまった。

ありがとう。

雨の夜空につぶやいた。

この日の内容はアーカイブでご覧ください。
長いのでお時間許すときに。


*午前中に手術した仔猫を最初「6週齢」と書いていましたが「9週齢」の間違いでしたので修正しました。
ごめんなさい。

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2010/07/11 (Sun)
本日17時から、FreePets のイベント#2 ユーストリーム中継を行ないます。
ぜひ、ご覧くださいね。

それまでの時間、ゆう子さんと浅草観光ツアーの予定だったのだけど、昨夜から今朝にかけてばたばたと……
浅草はキャンセルで、獣医学生向けの、不妊去勢手術のデモを行なうことに。
なんと慌ただしい……
しかし、これを受けるのがゆう子さんだ。

彼女の手術を見るのは私も初めてなので、これはこれで楽しみなのだけど……せっかくのチャンスに、ちょっとでも骨休め&気分転換もさせたかった。
ま、それは老後の楽しみにとっておきましょう。
本当にごくろうさま!

このことなども、後ほどの中継でお話しできるかもしれません。
ではでは、あとでね!

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2010/07/10 (Sat)
全国初の厳しい行政処分!
徳島県の快挙に拍手を送りたいです。

記事はこちら

最も重い登録取り消しの行政処分は画期的です。
犬たちはこれからセンターに保護され、民間団体や県の獣医師会の協力を得て新しい家庭へ送り出される予定とのこと。
県はさらに「県内のほかの登録業者にも、緊急立ち入り検査を行っている。」といい、環境省も評価しています。

似たような現場で、砂を咬むような思いで活動をしている団体や個人ボランティアと、そこで苦しむ動物たちにとり、光明が射すような出来事です。

記事によると通報を受けたのが3月中旬で、改善勧告後の6月中旬に業務停止命令を出し、月末に登録取り消しとなっています。
ホントの本当に、事がそれほど迅速に運んだのだとしたら驚きです。



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2010/07/09 (Fri)



小さな白いプードル。
会ったことないし、名前も年齢も性別も知らない。
母の友人が飼っていた犬なので。
室内に置いたサークルの中で、ずっと。

ご主人が亡くなり、奥さんは住まいを移すことになった。
犬は移転先に連れてゆく予定だが、引っ越しに伴うことで10日ほど犬を預けなければならなかったという。

結婚して別に住む娘に頼んだら断られた。
「忙しいんだから、犬の世話なんてできないわよ」
「じゃあ、どうしようかしら」

数日後、犬は食欲をなくし、水も欲しがらなくなった。
飼い主が抱き上げると、すでに手足が冷たくて、そのまま事切れた。

散歩を知らない犬。
その場所から、窓の外は見えたかな。

小さな生き物が、都会のマンション一室の、ごく限られた空間で終えた十数年の一生。
犬がやり過ごした長い長い時間……

それでもきっと、犬は家族が好きだった。
振り向いて、名前を呼んで、撫でてもらえる瞬間を信じて待っていたのだろうと思う。
そんな小さな、健気な、純な生き物が、また一頭、神様のもとへ還っていった。

どうか安らかに
そして自由に




FreePets のイベント第二弾は、充実の内容です。

「動物福祉を語る」 ロス在住の西山ゆう子先生
「日本の動物行政の現状」 しつけインストラクター・矢崎潤氏
映画『犬と猫と人間と』『ネコを探して』予告編と紹介
坂本美雨さん、niuさん、もりばやしみほさんによる朗読
ペットサロン・ミグノンで家族を募集中の犬と猫たちの紹介

11日のユーストリーム中継は17時からスタートです。
どうぞご覧ください。

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2010/07/08 (Thu)
11日の日曜日の夕方、ゼヒ見てね。
豪華な内容は、こちら!

17:00頃 UST開始

17:00~17:15 あいさつ&ふりぺについて

17:15~17:30 朗読1「作品未定」(坂本美雨さん)

17:30~18:30 「動物福祉を語る」西山ゆう子獣医師(聞き手:渡辺)

18:30~18:45 朗読2「犬と、いのち」から(niuさん)

18:45~19:15 「日本の動物行政の現状」しつけインストラクター・矢崎潤氏

19:15~19:40 映画「ネコを探して」「犬と猫と人間と」
※予告編上映、映画へのコメント

19:40~19:50 「ミグノンで里親を待つ動物たち」友森玲子氏(聞き手:赤井由絵さん)

19:50~20:05 朗読3「タイトル未定」から(もりばやしみほさん+吉原りえさん)

すごいでしょ?
華麗なるラインナップに驚くでしょ?
心躍っちゃうでしょう〜?





ロスの西山ゆう子獣医師による動物福祉の話。
人気インストラクター、矢崎潤さんの話。
それらが同時にだなんて、かつてお二方のセミナーやシンポジウムに馳せ参じて熱心にノートを取った身としては、うっきうき!
どちらも聞き逃せません〜。

坂本美雨さん、niuさん、もりばやしみほさんの朗読は、これからFreePetsの呼び物になるのでは。
みなさま、次の日曜日は早めに投票を済ませてパソコンの前へ!

http://www.ustream.tv/channel/freepets




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2010/07/07 (Wed)
久しぶりの映画館だというのに……

エレベーターに乗ろうとしたところで、予兆があった。
前に並んでいた女性がいきなり振り向き、腕が私の胸を直撃。
いたた……
人が密集してるのは分かりきったことなのだから、動くときは周囲に気をつけましょう。

ネット予約した席のありかを見たときも、イヤ〜な予感がした。
だって、さっきの二人組と、似たようなグループの真ん中に空いた一席なのだもの。

座ってみたら案の定、本編がスタートしても喋る。
ガサゴソする。
食べる。
喋る。
以上は左隣の人で、右隣は爆睡。
家のリビングでテレビを見てるんじゃないんだから……





ときを置かずして、左の人は飽きてきたらしい。
揺する。
上半身ストレッチする。
あろうことか、携帯電話を開く。
暗闇で、そりゃ目立つ……

久々に訪れたシアターで過ごすのは楽しみなひと時だったのに。
「あと何分で終わる?」
「このあと、どこ行く?」
それって、今ここで話し合わなきゃだめですか……

そして彼らは映画が終わる前に席を立ったのであった。
当然のように、頭を低くもせずスクリーンの前を横切って。





……ううう……
しくしく

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2010/07/06 (Tue)
クミはどうしてるかな。
中学の頃からの、ン10年の付き合いのクミとは旅行したり、涙を流すほど笑い合ったりしてきた。
そんな彼女は昨年めでたく熟年結婚し、商社マンの夫の赴任で韓国に住んでいる。
唐突にクミが頭をよぎったのは、人混みに彼女の香りを感知したから。
彼女は実直にずーーーっと同じ香水の愛用者なもので、私の中ではその匂いと彼女がぴっちり結びついているのだ。





匂いから関連して、いろいろなことを思い出す。
嗅覚と記憶との直結は視覚よりも強いのかも。
あるいは、嗅ぎ好きかも。
ハーブやアロマ、ポプリ、お香、あまり使わないけど香水やオーデコロンも好き。





昔、マリアージュという紅茶屋が日本に初出店したとき、何種類も買い込んだ。
チョコミントとかマルコポーロとか、まだあるんだろうか。





好きなものの匂い。
好きな場所の匂い。
好きな人の匂い。
好きな犬の匂い。
犬の場合は、耳やら肉球やら、部位によって異なる匂い。
胸が苦しくなるほど懐かしくて愛おしい匂いは、大切な思い出に直通してる。




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2010/07/05 (Mon)
叔母は植木いじりが趣味で、元気にさせるため、次に咲かせるための剪定は容赦ない。
が、私はそこまで思いきれない。
よって叔母の管理下にある植物は、いかにも手入れされてます風で、私のベランダはジャングルぽい。
ま、叔母の憧れはイングリッシュガーデン、私はターシャ・テューダーという好みの違いがあるのだが。





野放図なベランダは、この時期暑苦しい。
というわけで、久しぶりに整えることにした。
どう見ても邪魔な枝は、根元からバッサリ落とせばよろしい。
……のだが、それができないワタシ……

ぐずぐず迷ったり、何かの幼虫にビビったりしながら、時間ばかりが過ぎる。
暑い。
迷いつつ、えいっと思いきってハサミを入れても、挿し木できるものは余所に挿したりしてるから、増えるばかりで一向にすっきりしないではないか。

先週あたりまで満開だったペラルゴニウムがブッシュになっていたが、まだちょっと咲いていることを言い訳にして結局手をつけず。
急ぐことないでしょう。

レモンと月桂樹とねむの木はぐんぐん伸びており、料理に欠かせないハーブ類も元気。
11年もののピンクマーガレット、今年の花付きが寂しかったのは、もうお疲れ?
挿し木した分は、巧く根付いてほしい。

これは宝犬が亡くなったとき、慰めてくれた花。
鉢をベランダに移し替えたら翌年、その次の年と増えて、淡い桃色の花がこんもりした小山を形成した。
その間、3頭ファミリーが一年に一頭ずつ旅立った。





誰もいなくなっても、季節が訪れると約束を守るように花が咲いた。
何年過ぎても、咲き続けてくれた。
ガラス戸の向こうから、細い首を延ばして「だいじょうぶ?」と、案じるように花が揺れる。





長く生きれば、たくさんの別れは免れない。
年月は大切な相手の「不在」との折り合いをつけさせてくれる。
寄り添ってくれるのは人の思い遣りと、自然の営み。

miss you for the rest of my life...

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2010/07/04 (Sun)



版元さんから転送されてきたピンク色の封筒は、愛知県に住む読者の方からのもの。
シオリちゃんは11歳の小学生で『犬と、いのち』を読んでくれたとのこと。
今までで一番若い読者です。
よく読んでくれたな、お母様が勧めてくださったのかな。

自分は救う側になりたいと、この年代から思うことはとても強いと思う。
シオリちゃんはきっと、弱い立場にある人たちに優しい、思い遣りある大人になる。

今現在、目の前にある不幸をなくすための努力は必要。
でも明日の、そして未来の不幸をなくすため、子どもたちへの命の教育(=死の教育)が大事。

私がずっと携わってきたのは、体裁は犬や猫の問題だけれど、実は人のことであり、心のことであり、命のことだ。
人に依存せずに生きられない社会的弱者であるペットにまつわる事柄は、命の教育に適していると思う。

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2010/07/03 (Sat)
ペット関連市場 景気悪化の影響を受け前年度比101.3%

行政施設にペットを持ち込む飼い主たちは、それぞれの理由を述べる。
私が取材を始めた10年前は「引っ越す」「吠える、咬む」「(ペットが)歳をとった」などが上位を占めていた。
最近は、ここ数年の不況を背景に「破産、倒産」「離婚」がぐんと増えた。
「(自分が)歳をとって施設に入るため」というのも。

経済的事情を始めとして何事かが起きたとき、弱い者が最初に余波を受ける。
それは社会でも家族の中でも同じこと。
そして引っ越しなど物理的変化に伴う準備では、間違いなく弱者であるペットのことはリストの下のほうに位置する。

経済的にも心理的にも、余裕があってこそのペット飼育なのだ。
でももし本当に「家族」と思っていたら、捨てるなんてあり得ないはずなのだけど……




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