![]() |
「そうだ!早く病院に運ばなくちゃ!」 ひとりのおばさんがそう叫び、みんなで茶々を犬のお医者さんの所に連れて行きました。 |
![]() |
「う〜ん、困ったねえ。後ろ足がもうブラブラだ。このままでは死んでしまうよ。でも手術をして助けてあげても後ろ足は無くなってしまうし、オシッコもウンチも自分では出来ないよ。」 「先生、助けてあげて!」 「でもかえってかわいそうかも…。」 周りの人たちの中でも相談が始まりました。茶々は助かっても、もう自分の脚で歩いたり、元気に走り回ったり出来なくなってしまうのです。もしも生きていても茶々がつらいのなら、いっそ楽にしてあげた方がいいのかもしれないと考える人もいました。 でも、みんなで相談した結果、せっかく助かった命だもの。なんとか助けてあげよう。茶々の一生をみんなで助けていこう、ということになりました。 |
![]() |
わんわんわわ〜ん! 茶々は手術をうけました。後ろ足は2本とも無くなってしましましたが、長い入院の間、いろんな人が茶々の世話をし、優しくしてくれました。 それは「ボランティア」という、誰からもお給料をもらわないけど、困っている人や動物を助けるために働いてくれる人たちでした。 |
![]() |
茶々の兄妹は、ボランティアの人たちが新しい飼い主を探し、もらわれていきました。 そして新しい飼い主の家族は、いくつかの約束をしてくれました。 それは、… |
![]() |
1.犬が病気になったりケガをしたら、必ず病院に行ってちゃんと 治療をしてあげる。 そして病気の予防をしてあげる。 2.毎日充分なごはんとお水をあげる。 3.毎日、朝晩お散歩に連れて行ってあげる。 4.もう、捨てられてしまう命が増えないように子供を産まない手術をしてあげる。 5.犬が年をとって死ぬ時まで一生幸せに飼ってあげる、などです。 この約束を守るためには、時にはたくさんのお金がかかります。時間だって必要です。 |
![]() |
茶々は後ろ足がなくなてしまいました。 でもほら!見てください。茶々には「車椅子」という新しい脚ができました。ボランティアの人たちと犬のお医者さんが手作りしてくれたステキな脚です。 |
![]() |
そして茶々にも新しい家族が出来ました。その家は、とてもにぎやかです。 人間の家族の他に、たくさんの犬がいます。お家の犬チープとコイン。その他にも茶々と同じように人間にポイッと捨てられた犬たちが、これから新しい家族を探すためにやってくる毎日です。 |
![]() |
茶々は幸せな今でも時々考えます。 なぜ? 私や他の仲間たちは捨てられたんだろう? 人間に捨てられなければ、私の後ろ脚は今でもあったのかしら…。 |