リフォームの部屋
*リフォームの部屋  
<リフォーム・スペクタクル>渡辺眞子著 読売新聞社刊 ¥1、400 
 拙著「リフォーム・スペクタクル」を出版してから、さまざまな反響をお寄せいた
だきました。自宅を改装してのトラブルは大なり小なり、どなたもお持ちなのですね
。大半は泣き寝入りに追い込まれているようで、お気の毒であります。つい先日も読
者の方からお電話をちょうだいしましたが、私のアドバイスは、ひとつです。
「どこで諦めるか、そのボーダーラインを決めることです。”いい人”と思われたい
なら、何もしないことです」
 私の場合、相手の業者は「悪徳」とまではゆかない。家を良くしたい気持ちはある
のに、実力が伴わないのです。だから作りなおしの引き出しのサイズが合わずに、再
度作りなおしたり、排水溝から水が溢れてきたり……そんなのを一年近くいじってい
ました。最新のトラブルは、キッチン水道栓のレバーが堅すぎて、右にも左にも動か
すのが大儀なのです。リフォームを担当した業者は信用ならないので、メーカーに来
て貰いました。お兄さんは栓を取り外すなり、
「あれっ!」
 見ると、パッキンが……まったくサイズ違いのパッキンが無理矢理押し込まれてい
たのでした。お兄さん曰く、
「こんなの……あり得ない。この器具は十年近く、お客様に勧めているけど、堅くて
動かないなんていうクレームは一件もなかったんです。だから今日も、不思議だなっ
て思いながら来たんですけど……これは、もともとのぱっきんじゃありません(キッ
パリ!)」
 つまり、こういうことです。
 キッチン全体をやり直ししましたが、その際、なぜか分からないけど、誰かが水道
の栓の中を開けてみたくなった。で、開けてみたら、三つあるうちの二つの小さなパ
ッキンがピョンと跳んでなくなった。慌てて自分の道具箱から、適当なものを取り付
けて、とりあえず支障がないので黙っていた。ね。水道栓を交換して、12、705
円也。
 驚きませんよ。だって一昨年、こんなことで、ずう〜〜〜〜〜〜っと闘っていたの
ですもの。
 ここで新しいトラブルを更新いたします。そろそろ本のパート2が書けそうです。