*徳島新聞 2000年4日7日掲載
text by 愛玩動物飼養管理士 白玉
春になると増えるのが捨て犬、捨て猫である。捨てられるのは
大抵が目があいたばかりの子犬・子猫。毎年繰り返される変化の
ないこの現状に、無知・無責任な飼い主の神経を疑ってしまう。
ペットの飼い主が、平然と子犬・子猫を道端へ捨て、あるいは
管理施設へ持ち込むのである。一体どういう感覚をしているのだ
ろうか。
道端へ捨てられたものは、飢えと迫害に苦しみ、ほとんどが
死んでいく。また管理施設へ持ち込まれたものは、ほぼ全てが
数日内に殺処分される。それは安楽死などではない。炭酸ガス
による窒息死だ。
徳島県には、三年程前の殺処分数が四国四県の中でダントツ
一位という不名誉な事実がある。その数、なんと年間一万九千
匹。毎日五十匹が殺されている計算である。
子犬・子猫を望まないなら、避妊・去勢手術をうけさせてほしい。
「かわいそう」とか、「費用がかかる」の問題ではない。このまま
では、いつまでたっても現状は改善されない。生まれたら責任を
持って里親を探す。あるいは予め、産ませないための処置をする。
これはペットを飼う上での最低条件だと思う。
*徳島新聞 2000年4月13日掲載 < 自覚をもって捨て犬救おう>
text by おさる
一ヶ月ほど前、旅行で初めて訪れた徳島で一番印象に残ったのは、おな
かをすかせたかわいい捨て犬でした。徳島県は人口の割合から考えても
全国で有数の捨て犬県というのはデータででています。もちろん日本全
国捨て犬はいっぱいいますが。
「だれかが拾ってくれるだろう」と思っているのでしょうが、実際は
保健所で処分されているのです。保健所の人が悪いのではありません。
捨てる人が悪いのです。自分が犬を殺しているのだ、という罪の自覚を
もってください。いたずらにペットを飼わず、買う前には保健所で心細
そうにしている犬たちを引き取ってあげてください。
「捨て犬を救う街」という本を読んでほしいし、行政の方も殺処分の
前に「命あるものを生かす道」を検討すべきです。どうぞみなさん、も
っと自分の身の回りの犬たちに目を向けてあげてください。